【映画】さかなのこ
さかなクンの
自伝エッセイが原作でありながら、
女性である のん が主演。
埠頭を走って、
海に飛び込むなら、この人。
女性が男性として、
男性っぽくも、女性っぽくも見せずに、
演じる「さかなクン」という存在。
「普通」だったら、
変なヤツ、って括られて終わりだ。
でもこの物語のなかでは、
「普通」が「普通」じゃない。
一般的な「普通」は、
よくない考え方として、締め出される。
価値観は、常にアップデートされてる。
好きは強い。
不器用ながらも好きを貫いて、
支えられながら夢を叶えて、
でも、おそらく、
そのために犠牲になった人もいそうだ。
説明なく、
家族のかたちが変わっていたし。
ファンタジー感たっぷりだけど、
現実も見え隠れする。
ちょっぴり影を落とす。
好きなものごとって、
どうやって見つけるんだろう。
夢中、って一瞬で、
ずっと続くものでない気がしていて。
生きていくために、好きでい続けてるのかも。
この世に存在するために、
自分の存在を肯定するために、
好きを貫いているのかもしれない。
それでも、
好きを見つけられた人は、きっと幸せだ。
それだけで、生きる意味がある。
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