元和の大殉教400年
イエズス会本部だったローマのジェズ教会に、
こんな絵が所蔵されている。
絵の舞台は、長崎の西坂。
二十六聖人の殉教地として、
いまは聖地になっているこの場所で、
1622年、徳川の命により55人が処刑され、
その様子が描かれた。
25名は火あぶり、
30名は斬首。
神父、修道士、匿った家族。
女性も、子どもも。
元和の大殉教と言われるこの出来事から、
今日で400年だそうだ。
江戸時代初期、
同じように、江戸、京都でも大規模な殉教があった。
長崎だけでなく、日本各地で、
貧さからの救いとして求めた祈りを守って、
たくさんの命が失われた。
理由の大元は、
ひとのひとへの畏れだろう。
不和や諍いは、みんな畏れだ。
そんな歴史のうえに立っているのだと、
考える日。
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