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【映画】フェイブルマンズ

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ママが言う。
「すべての出来事には意味があるのよ」

出会いも、
別れも、

いいことだけでなく、
悪いこともすべて。


もうすぐアカデミー賞授賞式。

wowow退会しちゃったので見られませんが、
ネットで追っていれば充分か。

なので、
最有力候補になってる、この作品を予習的に。


フェイブルマンというのが、
主人公一家の苗字なのだけれど、

フェイブルというのは、
寓話という意味で、

寓話っていうのは、
教訓や風刺を目的とした例え話のこと。

映画そのものだと、
解釈していた人がいたけれど、

映画、っていうよりも、

こんな生き方があったよ、って、
教訓的に見せてくれてる感じか。


映画人の話だけど、
それよりももっと、

家族と、
母と子と

夫婦の物語だった。

愛してるし、
大切にしたいけど、

欲しいのは、
必要なのはそれだけじゃなくて、

紛らわせて、
やすらげるひととき、だったのかも。


ママのしたことは、
褒められることじゃないけど、

そんな生き方したっていいじゃないか、と思う。

それまで、
自分の夢を犠牲にしてきたのだし。

ママだって、人間だもの。

完璧な夫、いい人なんだけどねー。
それがまたつらいよね。

社会的に夫が得る分だけ、妻は失ってる。


ジョン・ウィリアムズの音楽が素晴らしかった。

ピアノのメロディが本当によくて、
シーンにも、キャストにも、観客にも寄り添ってた。

90歳ですってよ。
価値のある年の取り方。

スピルバーグと50年一緒に仕事してるって、すごすぎ。


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