枯松神社
黒崎教会から、
外海の海を眺めつつ、
舗装された道路をあがっていく。
くねくねの山道。
車はほとんど通らなかった。
海を眺めるようにして、
途中に住宅がいくつかあった。
普通に観光で来たら、
絶対に歩かないような道を、
ひたすらのぼって行った。
20分くらいかかって、到着。
杖が置かれていた。
看板からこの先は、
杖が必要なほどの道らしい。
古い石垣の急なのぼり口。
巡礼の人は高齢者が多いだろうし、
確かに杖が必要そうだ。
途中、祈りの岩があった。
NHKのドキュメンタリーだったか、
テレビで見たことがあった。
実物の大きさに驚く。
さらに石段をのぼっていくと、
その先に小屋が見えた。
小説「沈黙」のなかで、
ロドリゴたちが隠れていた小屋は、
きっとこんな感じだったのだろう。
小屋は枯松神社のお社だった。
全国に3カ所ある、
切支丹神社のひとつだそうだ。
山を降りて振り返ったら、
杖からのメッセージが書かれていた。
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