十字架山
浦上のカトリックセンターからバスに乗って、
4つ目のバス停で降りた。
山の斜面に住宅が密集した地域。
家と家のあいだの階段をのぼっていく。
10分くらい、のぼりきったところに、
広場のようなものがあった。
ここが十字架山。
できた当時は、
きっと山の中だったのだろう。
住宅に囲まれて、
十字架が立っていた。
メインの十字架の周りには、
十字架の道行のための14個の十字架も。
浦上崩れと呼ばれた
キリシタン弾圧が終わり、
流刑地から戻れた人たちが、
踏み絵を踏んだことを悔いて、
この場所を作ったそうだ。
浦上の4回目のキリシタン弾圧、四番崩れは、
遠藤周作の「女の一生・第一部」に描かれている。
さらに、浦上は、
原子爆弾が投下された地でもある。
長い受難の歴史があった。
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