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透明人間 Invisible Mom

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土曜日の、
おはよう日本で放映されてました。

医療的ケア児を持つママが、
学校で待機させられるなかで撮った写真を、

写真集として出版。
カタチにしてて、素晴らしい。

被写体を、子どもだけでなく、
自分に向けたところがとてもよい。

NHKプラスでまだ見られると思うので、
ぜひ見て。


NHKのWeb記事もあります。

WEB特集「お母さんは、もっと自由でいい」
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240126/k10014320261000.html


先にWeb記事を読んだら、

大学とか、仕事とか、写真とか、
あがきまくりだった自分と重なった。

だって、ママってだけで、
日々の暮らしに流されてたら、

自分の人生がなくなっちゃうから。

大学は、
ちゃむさんが療育センターの通園部のときに、
送り迎えのあいだを使って単位を取って卒業した。
今だったら絶対に無理。あの気力、我ながらすごかった。

仕事は、
ちゃむさん妊娠前にフリーランスなってたのが幸いして、
細々と、ずっと続けられてる。自分の収入、重要。

写真は、
小さなフォトコンでいくつか賞をいただいたりもした。

でもどれも、大成はしない。
その程度のこと。


ちゃむさんは、
今は医療的ケアが必要ないので、
学校での待機は経験したことないけど、

ちゃむさんの学校でも、
同じように、

待機したり、頻繁に呼ばれたり、
子どもから離れることを許されないママたちがいた。


それは、
強制だったり、
義務だったり、
責任だったり、
不安だったり、
愛情だったり、
惰性だったりする。

そこを居場所だと、
自ら思えるママもいるかもしれない。

そう思うしかないママもいるかもしれない。

でも、
ずっと違和感と戦うママもいるだろうし、

それを誰も責められない。

だって、
あきらめなきゃいけないものが多すぎるから。


そこに居なさいと強要しつつ、
気配を消せ、って、

すごい発言しちゃう、教育現場。

まぁ、似たり寄ったりのことは、
あちこちでありそう。

責めたり、責められたり、
それが嫌だったら、沈黙して、
ニコニコ感じいいママ演じるしかない。


ママという立場を悪用して、

学校も家族も社会も、
多くの負担を押し付けすぎる。

子どもはかわいいけど、
ママになったことは後悔する。

でも、社会的には、
幸せです、って言わされちゃう。


そんな状況は、
学校を卒業したら終わりじゃなくて、

死ぬまで続くのだよ。


我が家は、
パパが早期退職して、

やっとママにも、
手遅れ気味の自分の人生の断片がやってきたけど、

それさえも咎める人もいるし、ねぇ。


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