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ほぼ日の「おいとし」特集

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ほぼ日の「おいとし」特集の最新コンテンツ、
「笠井さんが老人ホームに入った。」が最終回だった。
https://www.1101.com/oitoshi_kasai/index.html

これ、いい記事だった。
みんな読んだほうがいい。


そもそも前提として。

なんで老人ホームに入ることを、
悲観的にとらえるんだろう。

死につながるものを忌み嫌う、
日本人の悪い癖だよ。

みんな絶対に死ぬのに。


どうにかなるって思ってるのかな。

それは誰かがどうにかしてくれるはず、
ってことだよね。

その誰かは誰よ。
誰かの負担は仕方ないってことなのかな。

そんな誰かに、誰もなりたくないよね。


動けるうちから老人ホームに入れるなんて、
動けなくなっても住み続けられるって、

選択肢として、
最高だと思うんだけど。

自由と安心を手にいれる手段だ。


だから、始まりから、
笠井さんさすがだな、って思って読み始めたんだけど、

聞き手の元同僚は、
悲観的なイメージを持って会いに行ってる感じなの。

なんで?って。


それがいまでも一般的な考え方、
というのが、

もう時代にマッチしていない。

そもそも、
年老いてもずっと家族と、っていうのが、

少子化、男女平等の観点から崩壊してる。

多くの家は代々続かないし、
介護は家族が負担するものじゃない。

家族による介護って、
ほぼほぼ女性搾取だからね。


笠井さん、というのは、
元ほぼ日の人。

奥様ががんで亡くなったあと、
自宅を処分して、資金を作って、
70代のうちに老人ホームに転居してる。

よさそうな環境。眺めのいい部屋。
お高めの充実した施設。

動けるうちに入ることが条件で、
介護が必要になっても住み続けられる。

娘さんたちも遊びに来られる。


この記事には、

笠井さんがそれまでに考えてきたこと、
経験してきたことが、

仕事もプライベートも、
余す所なく書かれていた。

ここまで聞いてまとめた、
聞き手のすごさも感じつつ。


笠井さん、さすが、なのだった。

ちゃんと生きてきた人は強い。


高齢者施設、

お高いところはちゃんとビジネスになってるようで、
じゃんじゃん新規建設されている。

そういうの、障害者でもやってよ。


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