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さみしい夜のページをめくれ

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本が好きになったのはいつだったかな。
小学生のころだったことは確か。

ピーターパンとウェンディと、
だれも知らない小さな国と、
どっちが先だったかな。

家の近くの大型スーパーに入ってた、
本屋さんの児童書の棚が大好きだった。

あの場所は小学生の自分にとって、
ヒトデの占い師の館であり、
クジラ書店だった。


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古賀史健さんの新著。
「さみしい夜にはペンを持て」の続編。

一気に読んでしまうのがもったいなくて、
ちょっとずつ読んでました。

前作のテーマは、書くこと。
今作のテーマは、読むこと。


本の選び方、付き合い方。

どうやって出会うのか、
どうやって向き合うのか。

本がもたらす豊かな経験。

知ること。
学ぶこと。


でも、この本のすごいところは、
読書の話だけはない。

プロになれるわけじゃないのに、
なぜ部活でがんばって練習するの?

みたいな疑問にも答えをくれる。

知りたかった、その答え。
教えて欲しかった、12歳の自分に。


タコジローくんの冒険は、

どうやって生きるのか、についての、
導きの書でもあった。

きっとまだ遅くない。

60歳でも、80歳でも、100歳でも、
タコジローくんと冒険できる。


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