【映画】教皇選挙

システィーナ礼拝堂に集められる、
迷える子羊の群れ。

羊飼いの苦悩。

これはきっと、
現実も同じこと。

公開前は、話題作だし、
早く見たいなー、って思ってたんだけど、

複数部門でノミネートされていた、
アカデミー賞のタイミングで、

教皇さまが入院して、
重篤な状況になってしまって、

なんだか嫌な感じ。
このタイミング？

おまけに、映画情報を調べてる最中に、
うっかりネタバレを踏んでしまった。

まぁ、それなら見なくていいか、
って思ってたんだけど。

今回の教皇さまのことがあって、
本当にコンクラーベが行われる状況になって、

どんな風に行われるのか、
本当は見ることのできない内側を、

映画のなかで見せてもらおうと思った。

このタイミングでどうよ、と思いつつ、
でも今でしょ、とも思いつつ。

もちろん、
エンターテイメントでフィクション、

だからこそのおもしろさ。
で、あって欲しい。

内側も外側も、物騒なストーリーで、
映画のなかでよかったと思った。

でも、現実になるかもしれない。

聖座につく人も、見守る人も、
同じ人間だ。

誰が選ばれるか、
その裏に何があっても、

すべては神さまの決めること。

これからはじまる本当のコンクラーベが、
無事に終わりますように。