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【映画】リー・ミラー 彼女の瞳が映す世界

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戦争の悲惨さ、虚しさはもちろん、

残された写真をもとに、
息子が母の記憶を辿る旅であり、

写真家としての母と出会い、
母との関係を修復する物語だった。

対峙する母は、まぼろしでも。


久しぶりに娯楽作ではない映画で、
みたい作品があらわれて、

試写会に応募などもしてました。

キノシネマで公開になったけど、
上映回数が少なくて。

題材が女性目線の戦争だし、
ヒット作にはならいだろうし、
早めに見ておかないと終わっちゃう。

見れてよかった。


リー・ミラー。

主に第二次世界大戦中に活躍した、
報道写真家、ジャーナリスト。

元モデル。

奔放で、衝動的な女性写真家を、
ケイト・ウィンスレットが好演している。


知らない人だと思って、
調べ始めたら、

どこかで目にしたことがあったかも。

ロバート・キャパ関連の本だったか、
写真展だったか、

活動していたのは同時期なので、
触れた可能性があるのはそのあたりか。


映画は、
ローランドとの出会いから描かれてて、

その前に夫がいたことや、
マン・レイの愛人だったことは触れられていない。

写真家として影響を受けたのは、
マン・レイだそうだ。


ホロコーストの実態、
ヒトラーの痕跡、

まだ見えていないものへ踏み込んで、
大勢の目に見えるようにする。


写真の意義とか、価値が、
今よりもずっとずっと大きかった。


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