視界
たまに電車に乗ると、
ドアのところに立つ。
乗降の邪魔にならないように、
よけたり、どいたりもするけど。
座っている人の前に立つのも、
座っている時に人が前に立つのも、
どちらも不快だからだ。
で、ドアのところに立つと、
ちょうど顔の位置に広告が貼られている。
外を流れる景色は、
見たくもない広告の隙間から見るしかない。
ビールとか、美容とか、
煽るような、不快なものばかり。
無理やり視界に押し込んでくる。
広告のやりたいことって、
人を不快にさせることなのか。
これを見て、本気で、
うわー美味しそう、って思う人は、
どのくらいいるのだろうか。
お酒がいいもののように扱われたのは、
ひと昔前のことじゃないのか。
電車に乗るたびに、腹立たしい。
たかが広告に、
こんなに気分を害されるなんて。
この場所に広告を貼ることを考えた人の顔に、
広告を貼り付けてやりたい。
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