【映画】フロントライン
まだウイルスの詳細がつかめず、
毒性も強かったあのころ。
身を捧げて、
人命救助にあたるのが人間なら、
あることないこと、
不平不満にありえない差別に、
野次馬的に混乱させるのも人間。
弱い人間は、
不安の吐け口を他者へ求めがちだ。
映画なので、
エンターメント要素はあるだろうし、
感情的で大袈裟な表現とかあったら、
なんだかイヤだなぁ、って思ってたけど、
当事者たちが頭を抱えながらも、
淡々と対応していくドキュメントっぽかった。
主演は小栗旬だけど、
みんな主人公だったし。
下世話なこと言えば、
窪塚洋介がめちゃめちゃかっこよかったよ。
大黒埠頭に停泊するダイプリを、
山下公園とか、
港の見える丘公園から見守ったなー。
みんながんばれ、って念を送りつつ。
クルーズを再開して、
横浜へ再びやってきたのは、
2023年3月だった。
パンデミックのときには、
もう二度と、
大さん橋で外国の客船を見ることはないのかも、
って思ってたけど、
いまはもう、
以前以上に大型客船がやってきている。
ちゃんと日常は戻ってきた。
パンデミックがあったんだよ。
もう忘れかけてるよね。
反ワクとか陰謀論もあふれちゃってるし。
人間って、ほんとダメだね。
事実は、
誰かの主観で変化していくから、
カタチにしておかないと、
本当のことがわからなくなっちゃう。
報道とか、映像とか、映画化とか、
本来はそのためにあるものだったはず。
人間は、
人間の生み出したものの使い方を間違えすぎだ。
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