« 梅雨明け | トップページ | 投票日 »

映画を見たので原作を読んだ

Phonto_20250719184501

国宝。

先週、映画を見て、
いろいろ気になって原作を読んだ。

上下巻あわせて900ページ弱、
一週間で読み終わった。

語り口調の独特な文体。
活動弁士みたいな。

語り部のとなりに座って、
次々とシーンの移り変わる舞台を、
見せてもらっているみたいだった。

終わっちゃったー、って、
ふわふわした感覚が残った。


で、
原作を読んでわかったのが、

映画はダイジェスト版だった。


原作の物語は、
10倍くらい広くて深い。

それぞれのキャラクターに、
もっともっと物語があって、

だからこそのラストだった。


映画は、
脚色されてる部分が多々あり、

途中のシーンも、ラストも違う。

なぜあの人はこうなったの?
っていう説明がないまま、
勢いで物語は進んいく。

人間国宝の万菊さんが、
なぜあそこで死んだのか、
なぜあそこにたどり着いたのか、

疑問に思いませんでしたか?

想像にゆだねる、
ってことなのかもしれないけど。

勝手に考えちゃうのも、
ちょっと・・・と思って、

だから原作を読もうと思ったのだった。


2017年から新聞連載だった原作は、
2018年に単行本化。

映画のヒットによって、
7年経って大ベストセラーになっている。

みんなあれこれ気になって、
原作に戻っていくのだろう。


映画がすごかったのは、

あれだけの物語を、
ダイジェスト化する激流の勢いと、

みんなが流されないように支える、
映像の美しさにあったと思う。

撮影が、
ソフィアン・エル・ファニだった。


それでも、
三代目が国宝になるまでの、

狂気みたいなものが、

まだまだ足りないのだ。


原作を忠実に映像化したものも、
見てみたい。

朝ドラくらいの尺が必要だな。
任侠ものだからNHKは無理かー。

Netflixならいけるかな。


|

« 梅雨明け | トップページ | 投票日 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事