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じゃあ、どうすればよかったの?

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またかなしいニュース。

この母親は、
あなたで、わたし。


こういうニュースに、

逮捕される母親の顔の映像とか、
母親と娘の実名報道とか、
必要ないと思うんだけど、

いっぱい出てるの、どうして?


行く末を案じて無理心中。
死ねなかった母親。

気持ちが手に取るようにわかる。
これはもう自分のこと。

自分の子どもはかわいい。
何歳になってもかわいい。
どんな状況でもかわいい。

だからこそ、
こんな選択をせざるを得ない。


じゃあ、どうすればよかったの?

って、
社会に答えを求めれば、

親の自己責任で、片付けられる。

助けを求めなかった方が悪いって?
すべてを抱えた母親が悪いって?

助けを求めても、
断られ続ける現実を知ってる?

虚しさのなかで、
諦めるしかない日々を知ってる?


福祉制度はあっても、
完全に機能しているわけではないし、

日中や、
2、3日預かってもらえたところで、

一時凌ぎじゃ何も解決しない。

制度だけじゃ、親も子も救われない。


それに、親は声をあげて、
主張、行動することまで求められる。

それも、ずっと。
子どもはもう大人になってるのに、ずっと。


一年や二年や、
五年、十年の介護じゃない。

この母親は、娘が29歳まで、
必死に生かしてきた。

当たり前のことじゃない。


58歳の母親の、
20代の終わりからの29年間。

生まれてからずっと、
母親に守られてきた29年間。

ふたりの女性の29年間の終わりに、
こんな選択をするしかないって思わせるのが、

いまの福祉制度の現実。


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